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銀杏の木

やべ、今週のジャンプ読んでねぇよ。
そう思っていつから出てないのか分からない位久々に外に出た。
首もとヨレヨレのトレーナーにジーパン、頭も全くいじらずに部屋着丸出しで。
久しぶりに出た外はいつの間にか冬の気配を感じる刺すような寒さ。
枯れた落ち葉が車の間で舞っている。
何か羽織ってくればよかったなーと少し後悔しつつ家から徒歩10秒のコンビニへ向かう。
そのコンビニにはジャンプがなかったので別のコンビニに向かうため新御堂の下の道を南下していく。
ふと暗くなり始めた空を見ると木枯らしに合わせて銀杏の葉が舞っていた。
有名な御堂筋の銀杏並木なのかは知らないが、黄色い独特の形の葉。
見たことも無いほど濃い黄色が木にしがみついている。

毎年落ちるときは全部黄色い筈なのに、俺は初めて見たと思った。
今まで落ち葉なんてゴミだと思っていたのに、ふと上を見ただけでこんなに世界が変わるものか。
毎年変わる銀杏の葉の色。
初めて見た山吹色の世界。
純粋に綺麗だと思った。
今まで銀杏並木なんて臭いギンナンを落とす嫌な木だったのに。
世界は見方を変えるだけで美しくも醜くもなる。
少し幸せな気分に浸りつつ、帰ってきて気付いた。

あぁ、これが「ゆとり」か、と。

by s_masayuki0120 | 2006-11-30 22:52 | 脳破壊プログラム  

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